ボルセナ
Bolsena
イタリア中西部,ラツィオ州ビテルボ県にあり,ローマ北北西約 85km,ボルセナ湖の北東岸に位置する町。ボルセナ湖は古代にボルシニエンシス湖と呼ばれた火口湖で,町は湖を見おろす斜面に広がる。古代にはウォルシーニーと呼ばれ,エトルリア人が住んでいたが,前 265年にローマ人に侵略された。現在は保養地として知られ,漁業,醸造が行われる。 10世紀の城,パンから血が流れ出たという「ボルセナの奇跡」で名高い 11世紀の聖クリスティナ聖堂,市北部に古代ローマの円形劇場などがある。人口 4034 (1991推計) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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ボルセナ[湖]【ボルセナ】
イタリア中部,ラチオ州の湖。ローマ北西約80kmにある火口湖。ほぼ円形で直径11〜13km,面積114km2。湖面標高303m。最大水深は145m。魚類は豊富で,湖岸ではブドウ,オリーブが栽培される。
→関連項目ボルセナ
ボルセナ
イタリア中部,ラチオ州の町。ボルセナ湖北東岸にあり,ブドウ,オリーブ栽培地の中心。1263年ミサの最中,聖体に血滴が出現した奇跡で知られる。これを記念してウルバヌス4世が近くのオルビエトに聖堂を建立。3960人(1981)。
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世界大百科事典(旧版)内のボルセナの言及
【ボルセナ[湖]】より
…現在も魚影が濃い。北岸のボルセナの町は13世紀にミサの最中に聖体に血滴が出現した奇跡で知られ,これを記念してウルバヌス4世がオルビエト聖堂を建立した。【望月 一史】。…
※「ボルセナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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