デジタル大辞泉
「ぽっち」の意味・読み・例文・類語
ぽっち
[名]小さな突起。小さな点。ぼっち。ぽち。「ぽっちを押す」
[接尾]指示代名詞や数量を表す語に付いて、それだけの数量しかない意を表す。上の語との間に促音が入って、「っぽっち」の形で用いることが多い。「たった100円ぽっち」「これっぽっち」「それっぽっちの土地」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ぽっち
[1] 〘名〙 (「ぽち」の変化した語) 小さい点。また、
器具などのちょっと突き出た
部分。
ちょぼ。
※
落語・
浮世話(1893)〈三代目三遊亭円遊〉「『蓋はね』『無駄ん成りませんねへ、ポッチを噬
(くは)へて矢受けに致した』」
[2] 〘接尾〙
代名詞や小さな数量を表わす
名詞に付いて、それだけの数量しかない意を表わす。ばかり。だけ。ぽち。「これっぽっち」など。
※
真理の春(1930)〈
細田民樹〉森井コンツェルン「五千円ぽっちのお金を貸してくれと」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報