ミールヌイ(その他表記)Mirnyi

関連語 山本

改訂新版 世界大百科事典 「ミールヌイ」の意味・わかりやすい解説

ミールヌイ
Mirnyi

ロシア連邦東部,サハ(ヤクート共和国西部にある新興工業都市。人口3万9400(1992)。自動車道によりレナ川の河川航路に通じ,空港もある。市の歴史は1955年の工業用のダイヤモンド鉱採掘にはじまる。大規模な露天掘りで,市の内外廃石の山ができている。永久凍土帯にあって表土層が薄いので,建造物内部の熱が地表に伝わらないよう高床式で,床下に空間がつくられている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミールヌイ」の意味・わかりやすい解説

ミールヌイ
みーるぬい
Мирный/Mirnïy

ロシア連邦東部、サハ共和国の都市。レナ川支流ビリュイ川水系に属するイレリャフ川の岸沿いに位置する。人口3万3500(2003推計)。1955年にダイヤモンド採掘のため建設され、59年に市となった。南方のレナ川の港レンスクと自動車道で連絡している(230キロメートル)。

[三上正利]

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百科事典マイペディア 「ミールヌイ」の意味・わかりやすい解説

ミールヌイ

ロシア,東部シベリア,ビリュイ川流域サハ共和国南西部の新興都市。1955年―1957年ダイヤモンド鉱床の発見に伴い,その採掘と選鉱中心として発展。3万8800人(1989)。

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世界大百科事典(旧版)内のミールヌイの言及

【シベリア】より

…ノリリスクでニッケルと銅,チタ州と沿海州地方でスズと複合金属(銀,亜鉛,鉛)の採取,製錬が行われている。ヤクーチアのミールヌイでは工業用ダイヤモンドが露天掘りで採取される。ヤクーチアではまた,アルダンAldanをはじめとして金の採取が盛んである。…

※「ミールヌイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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