コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ものかは モノカハ

デジタル大辞泉の解説

もの‐かは

[連語]《形式名詞「もの」+連語「かは」》活用語の連体形、一部の助詞に付く。
(多く「…もものかは」「…はものかは」の形で)ものともしない。物の数ではない。なんでもない。そっちのけにする。「世間の非難もものかは政策を断行する」
「待つ宵のふけゆく鐘の声聞けばかへるあしたの鳥は―」〈平家・五〉
終助詞的に用いる。
㋐強い反語の意を表す。…だろうか、いやそうではない。…ことはない。
「すべて、月、花をば、さのみ目にて見る―」〈徒然・一三七〉
㋑強く驚き感動する意を表す。…ものではないか。…ことよ。
「この矢あたれと仰せらるるに、同じものを中心(なから)にはあたる―」〈大鏡・道長上〉

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

ものかは

( 連語 ) 〔形式名詞「もの」に係助詞「か」「は」の付いたもの〕
からの残存用法〕 文中にあって、係助詞「も」などを受けて、上の語の表す物事がたいしたことではないという意を表す。…ももののかずではなく。…をも問題にせず。 「台風も-、出かけていった」 「激しい非難も-、断固計画を実行する」
文末用法。
活用語の連体形に付く。
強い反語の意を表す。…であろうか、いや…ではないのだ。 「天の原踏みとどろかし鳴る神も思ふ仲をば離くる-/古今 恋四」 「花はさかりに、月はくまなきをのみ見る-/徒然 137
強い感動の意を表す。…であることよ。 「この矢あたれと仰せらるるに同じものを中心なからにはあたる-/大鏡 道長
助詞「は」を受け、もののかずではない、問題ではないなどの意を表す。 「待つ宵のふけゆく鐘の声聞けばかへるあしたの鳥は-/平家 5

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

ものかはの関連キーワードバット、アル明日ありと思う心の仇桜フラストレーションシオン(紫菀)誘発的技術進歩バビロニア暦ラ・ボエシーれんが造建築白鳥塚古墳杉田仙十郎秋田(県)日野江城跡遺伝と環境盧溝橋事件不改常典石川雅望ナンテン平安時代電気麻酔痕跡器官

今日のキーワード

俳句甲子園

1998年から松山市で開かれる全国高等学校俳句選手権大会。高校生が5人1組で句の優劣をディベートで競い合う。チームでの勝敗とは別に、個人の最優秀句も選ぶ。今年は過去最多の41都道府県から121校、15...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ものかはの関連情報