モーン-トロワ-ピトンズ国立公園(読み)モーントロワピトンズこくりつこうえん

世界遺産詳解 の解説

モーントロワピトンズこくりつこうえん【モーン-トロワ-ピトンズ国立公園】

1997年に登録されたドミニカの世界遺産(自然遺産)で、同国中南部、首都ロゾーの北東約13kmの高原に位置する。この公園は、フランス語で「3つの先端」を意味する標高1342mのトワ・ピトン山など5つの火山を含む火山地帯と熱帯雨林からなる。総面積は約69km2にも及ぶ。ここには50余りの噴気孔、温泉湖や、透明度が高く神秘的な湖など、豊かな自然が残っている。ハチドリアマツバメハトオウムなど175種の鳥類、世界最大のカブトムシであるヘラクレスオオツノカブトムシや、ナナフシなどの昆虫も数多く生息し、これらの変化に富んだ自然景観と動植物相が注目され、世界遺産に登録された。◇英名はMorne Trois Pitons National Park

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android