ヤエヤマムラサキ(その他表記)Hypolimnas antilope

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤエヤマムラサキ」の意味・わかりやすい解説

ヤエヤマムラサキ
Hypolimnas antilope

鱗翅目タテハチョウ科。前翅長 38mm内外。黒色で前後翅表面外縁に2列の小白点が並び,先端付近には白色斑があるが,大小の変異が多く,まったく欠くものもある。雌は前翅表外半部に美しく輝く紫色斑があるが,雄ではこの光沢を欠く。成虫は夏から秋に多くみられ,ゆるやかに飛ぶ。本州以南の各地で採集記録があるが,迷チョウで,八重山諸島でも発生しない年があり,土着確証がない。マレー半島スマトラ島ジャワ島,フィリピン,ボルネオ島,スラウェシ島,ニューギニアなどに広く分布する。日本産はフィリピン北部亜種 H. a. truentusと同じものとされる。

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小学館の図鑑NEO[新版]昆虫 「ヤエヤマムラサキ」の解説

ヤエヤマムラサキ
学名:Hypolimnas anomala

種名 / ヤエヤマムラサキ
目名科名 / チョウ目|タテハチョウ科(タテハチョウ類)
解説 / ゆるやかに飛びます。
体の大きさ / (前ばねの長さ)35~45mm
分布 / 迷チョウ
成虫出現期 / 八重山列島では、ほぼ毎年7~10月
幼虫の食べ物 / オオイワガネ

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