出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…新潟県柏崎市女谷下野(しもの),高原田(たかはらだ)(旧,刈羽郡黒姫村)に伝わる民俗芸能。少女によって踊られる小歌踊と,男性による囃子舞,狂言がある。踊りの扮装や振り,歌詞,また囃子に三味線が入らないことなど,女歌舞伎の踊りにきわめて似通うものがあり,狂言にも,現存3流の曲目になく,若衆歌舞伎の演目にあるものを伝えているなど,初期歌舞伎のおもかげを残す芸能として注目される。土地に伝わる由来伝承には,京都北野神社の巫子(みこ)文子(あやこ)が舞ったものが伝わったとするものと,上杉房能の奥方綾子が伝えたとするものがあるが,いずれもこの芸能が京から伝来したことをうかがわせる。…
…江戸時代を通してさまざまに伝えられてきたお国伝説の集大成ともいうべき《出雲阿国伝》によれば,お国は出雲国杵築の鍛冶職中村三右衛門の娘で,永禄(1558‐70)のころ出雲大社修覆勧進のために諸国を巡回したところ,容貌美麗で神楽舞に妙を得ていたので評判となり,京に上って歌舞伎踊を考案し,織田信長や豊臣秀吉,越前中納言秀康などに召し出されて寵愛されたということになっている。確実な資料にとにかく〈国〉の名が出るのは,1600年(慶長5)京都近衛殿において〈クニ〉と〈菊〉という2人が雲州(出雲国)のややこ踊を演じたとあるのが最初である(《時慶卿記》)。次に,03年4月には〈出雲国神子女〉国が,当時流行の男伊達風の男装をして茶屋遊びの様子をまねて〈カフキ躍(おどり)〉をし,京中の人気を集めたという記録がある(《当代記》)。…
※「ややこ踊(り)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求める。また、それによって人々に決起を促す。飛檄。[補説]誤用が定着して「がんばれと励ます」「激励する文書を送る」という意味でも用いられる。文化庁が発表した「国...
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