巷間(読み)コウカン

デジタル大辞泉 「巷間」の意味・読み・例文・類語

こう‐かん〔カウ‐〕【×巷間】

まちのなか。また、世間。ちまた。「巷間で取りざたされるうわさ」
[類語]社会世界世間世の中民間市井しせい江湖こうこ天下世俗俗世世上人中浮き世

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「巷間」の意味・読み・例文・類語

こう‐かんカウ‥【巷間】

  1. 〘 名詞 〙 まちのなか。また、世俗のあいだ。世の中。世間。ちまた。〔音訓新聞字引(1876)〕
    1. [初出の実例]「やがて日本の経済は三国人に握られてしまうだろうという巷間の説も」(出典:歪んだ自画像(1963)〈阿川弘之〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android