ラップ口座(読み)ラップコウザ

デジタル大辞泉 「ラップ口座」の意味・読み・例文・類語

ラップ‐こうざ【ラップ口座】

wrap account年間運用資産残高に応じた手数料を支払うことで、投資顧問や株式売買取引などのサービスを受けられる口座

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共同通信ニュース用語解説 「ラップ口座」の解説

ラップ口座

証券会社信託銀行顧客から預かった資金を一括して運用し管理するサービス。投資目的や運用への考え方人生設計などを聞いて顧客に適した方法を決め、主に投資信託を通じて国内外の株式や債券などに分散して投資するため初心者でも始めやすいとされる。顧客は口座管理手数料と投資顧問料を支払う。運用状況は定期的に報告される。

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百科事典マイペディア 「ラップ口座」の意味・わかりやすい解説

ラップ口座【ラップこうざ】

証券会社に開いた口座に資金を預けた顧客が運用や管理を証券会社に任せる,資産管理型システムの金融商品wrap account。証券会社は売買手数料や保護預かり料などを資産残高に応じて一括して受け取るところから,ラップ包含)口座と呼ばれる。従来のように売買のたびに手数料を取られることがなく,ファンドの組合せや乗換えが可能。株式手数料が完全自由化したアメリカで1975年に生まれた金融商品で,1980年代後半に急成長。投資信託で援用する投資信託型,証券会社が紹介した投資顧問会社に運用を託す投資顧問型の2種類があり,日本では投資信託型が1998年から登場している。→株式ファンド・マネジャー

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知恵蔵 「ラップ口座」の解説

ラップ口座

資産運用、管理などを金融機関に一任する制度。資産残高に応じて手数料が決まり、基本的に富裕層が対象。1999年から証券会社が投資顧問業務を兼任することが可能となってスタートしたが、2004年の証券取引法改正で規制緩和が進み、本格的な普及期を迎えた。米国では投資信託だけで構成するラップ口座など多彩な商品が紹介されている。最近ではより高度で個々の投資家の目的や方針に合わせて運用管理するSMAなども注目されている。

(熊井泰明 証券アナリスト / 2007年)

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投資信託の用語集 「ラップ口座」の解説

ラップ口座


金融機関と投資一任契約を結び、金融商品への投資を金融機関に一任する取引口座、ひいてはそのサービス自体のこと。最低預け入れ金額は金融機関によって異なる。
ラップ口座のうち、投資対象が投資信託に限定されていれば一般的に「ファンドラップ」と呼ばれる。

出典 (社)投資信託協会投資信託の用語集について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラップ口座」の意味・わかりやすい解説

ラップ口座
らっぷこうざ

ラップ・アカウント

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