出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
イラクサ科に属する植物の靭皮繊維をいう.China grassとよばれるものは中国が主産地で,苧(ちょ)麻という.rheaとよばれるものは熱帯地域に産する.わが国で苧麻(からむし)とよぶ種属は,上記とは若干差がある.苧麻繊維は広い帯状を呈し,扁平で,縦に条線があり,ところどころに屈折がある.繊維束条は0.8~4 m で,短繊維は長さ6~25 cm,幅20~80 μm ある.漂白により純白,光沢は大きくなる.大部分はセルロースにより構成され,分子量,結晶化度,配向度ともに大きい.強度6~7 g d-1,切断伸度3~4%.ハンカチーフ,レース,カーテン,上布に用いる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…世界のアマの生産高は約58万t(1995),日本では約1.7万tが輸入された(1995)。(2)ラミー(チョマ) 温帯から熱帯地方にかけて栽培され,1.5~2.4mに育つチョマの茎から得られる。中国,日本など温帯にできる葉裏に銀白色の毛が生えている白葉チョマと,インド,東南アジアなど熱帯にできる緑葉チョマがあるが,それからの繊維は区別しないでチョマまたはラミーと呼ばれる。…
…おもなものに亜麻(フラックス。織ったものをリネンと呼ぶ),苧麻(ちよま)(ラミー,カラムシともいう),大麻(ヘンプ),黄麻(ジュート,つなそともいう),マニラ麻,サイザル麻などがある。麻類はそれぞれ相違はあるが,多くは繊維細胞が集まって繊維束を形づくっており,繊維束の繊維素以外に表皮や,木質部,ゴム質,ペクチン質などを含有しているので,より細かく分繊して糸にし織物にするのが良く,ロープ,紐類などは繊維束をそのまま撚り合わせて使用する。…
…ラミーramie,マオ(真苧)ともいい,茎から靱皮繊維をとる(イラスト)。その繊維で織った布を上布(じようふ)と呼び,越後上布,小千谷縮(ちぢみ),宮古上布などが有名で,産地によって特色がある。…
…その多くは無配生殖をする性質を持ち,変異に富んでいて分類が難しい。繊維植物として知られるチョマB.nivea (L.) Gaud.var.candicans(一名ラミー)もこの属の植物である。クサマオB.nivea ssp.nipononivea (Koidz.) Kitam.はチョマとは同一種だが,葉形や毛の性質がちがうので別亜種として区別されている。…
※「ラミー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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