ラム旧市街(読み)ラムきゅうしがい

世界遺産詳解 「ラム旧市街」の解説

ラムきゅうしがい【ラム旧市街】

2001年に登録されたケニアの世界遺産(文化遺産)。ラム市は同国南東部の小島ラム島の中心都市で、アラブとの貿易で栄えた。旧市街には、東アフリカ拠点とするスワヒリ族の伝統的な建造物が多数残されており、これらの建物は、珊瑚礁石灰岩とマングローブ材を使った、伝統的なスワヒリの建築技法で建てられたものである。こうした建物が今日まで保存され、東アフリカ土着の文化とイスラム文化が融合したスワヒリ文化の独特の景観をつくり出している。◇英名はLamu Old Town

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

百科事典マイペディア 「ラム旧市街」の意味・わかりやすい解説

ラム旧市街【ラムきゅうしがい】

ケニア北部,ラム島東岸にある旧市街。サンゴ礁石灰岩とマングローブの木材を使ったスワヒリ族の伝統的な建造物が多く残っていることから,2001年世界文化遺産に登録。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android