世界遺産詳解 「ラリベラの岩窟教会群」の解説 ラリベラのがんくつきょうかいぐん【ラリベラの岩窟教会群】 1978年に登録されたエチオピアの世界遺産(文化遺産)で、同国北部アムハラ州の標高3000mの高地に位置する。このエチオピア正教会の教会群は、13世紀にヨルダン川両岸の凝灰岩の岩盤をくり抜いて造られた。最大のメドハネ・アレム聖堂をはじめ、エマヌエル教会、聖ギョルギス教会、ガブリエル・ラファエル教会など11の岩の教会群が残っていて、現在も巡礼者が訪れる信仰の場所になっている。歴史上貴重な建造物であることが評価されて、世界遺産に登録された。◇英名はRock-Hewn Churches, Lalibela 出典 講談社世界遺産詳解について 情報
百科事典マイペディア 「ラリベラの岩窟教会群」の意味・わかりやすい解説 ラリベラの岩窟教会群【ラリベラのがんくつきょうかいぐん】 エチオピア高原北東部にある12〜13世紀に築かれた聖堂群。ラリベラ王が築いた聖地。マドハネ・アレム聖堂は,シオンの聖マリア教会を模してつくられたとされる幅22m,奥行き33m,高さ11mの大きな岩窟聖堂である。聖ゲオルギウスに捧げられたギョルギス聖堂は大地から出現したような十字架形の聖堂で,幅,高さ,奥行きともに12mの独特の聖堂である。1978年世界文化遺産に登録。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報