20世紀西洋人名事典 「リカルダフーフ」の解説
リカルダ フーフ
Ricarda Huch
1864.7.18 - 1947.11.17
ドイツの小説家,哲学者。
ブラウンシュワイク生まれ。
別名Ricarda Octavia〉 リカルダ・オクターヴィア(Huch フーフ。
大学で哲学と歴史を修め、以後多彩な才能を示しつつ、叙情詩から歴史小説まで幅広く、内面の豊かさと激しさを作品に表した。作品には、自伝的色彩の濃い長編「ルードルフ・ウルスロイ2世の回想」(1893年)、貧民街を舞台にした傑作「凱旋横町から」(1902年)、歴史の分野では三十年戦争の場面を生き生きと叙述する「ドイツにおける大戦」(’12〜14年)、宗教問題を扱った「聖書の意味」(’19年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報