リジャイナ(読み)りじゃいな(英語表記)Regina

デジタル大辞泉 「リジャイナ」の意味・読み・例文・類語

リジャイナ(Regina)

カナダサスカチュワン州南部の都市。同州の州都カナダ西部プレーリー地帯中央に位置し、農畜産物の集散地として知られる。レジャイナ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リジャイナ」の意味・わかりやすい解説

リジャイナ
りじゃいな
Regina

カナダ、サスカチェワン州南部の都市で、同州の州都。人口17万8225(2001)。大陸横断鉄道の幹線支線、航空路が会する交通の要地である。小麦地帯である大平原の中央に位置し、小麦、ウシの大集散地として知られる。また、農機具、雑貨、日用品などを周辺農村に供給する商業中心地であり、穀物塔、製粉・製油工場、自動車・農業機械組立て工場、家畜取引所がある。ほかに、木材加工、ビール醸造、印刷などの工業が発達している。1822年に建設され、82年より1905年にサスカチェワン州が設立されるまでノースウェスト・テリトリーズの州都であった。1920年までカナダ王室北西騎馬警官隊の本部があったことで知られている。学校、図書館、公園などよく整備され、教育・文化の中心でもある。付近一帯は豊富な石油が埋蔵されていることが知られ、開発が期待されるが、西隣のアルバータ州の都市に比べて、経済活動はそれほど活発ではない。

[山下脩二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リジャイナ」の意味・わかりやすい解説

リジャイナ
Regina

カナダ,サスカチュワン州の州都。 1822年に入植が始り,82年から当時のノースウェスト准州首都となり,1905年サスカチュワン州の設立とともに州都となった。地名はイギリスのビクトリア女王にちなんで,「女王」のラテン語名による。第2次世界大戦後急激に発展。小麦生産地域の重要な集散地。周辺から天然ガス,石油が産出され,石油精製鉄鋼,農産物加工が行われる。州内の小麦貯蔵庫の管理本部やカナダ最大の協同組合がある。リジャイナ大学,自然史博物館などの文教施設も所在。人口 19万3100(2011)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android