寵児(読み)チョウジ

デジタル大辞泉 「寵児」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐じ【×寵児】

特別にかわいがられる子供
世にもてはやされる人。人気者。「時代寵児
[類語](1愛し子愛息愛娘秘蔵っ子愛児/(2花形名優千両役者スター立て役者大立者座頭ざがしらヒーローヒロインアイドルカリスマ一枚看板人気者売れっ子はやりっ子

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精選版 日本国語大辞典 「寵児」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐じ【寵児】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 特別に愛される子ども。いとし子。寵子
    1. [初出の実例]「細君には寵児が一人欠くべからざるものになってゐて」(出典:何処へ(1908)〈正宗白鳥〉六)
  3. 世間でもてはやされている人。時めく人。寵子。
    1. [初出の実例]「あらゆる俗界の寵児よりも幸福である」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉一)
    2. 「ロンドンの演劇界の寵児になっていた」(出典:シェイクスピア(1952)〈吉田健一〉十四行詩)

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