日本大百科全書(ニッポニカ) 「ルブラン法」の意味・わかりやすい解説 ルブラン法るぶらんほうLeblanc process 食塩からソーダ灰(無水炭酸ナトリウム)を製造する方法。1789年フランスのルブランによって発明され、ルブランソーダ法ともいう。工業化されたのは、1823年イギリスにおいてである。まず食塩と硫酸を反応させて硫酸ナトリウム(ルブラン芒硝(ぼうしょう))をつくり、これに石灰石とコークスを混ぜて高温で反応させて得られる生成分(黒灰(くろばい))を精製してソーダ灰を得る。この方法は高温で腐食の激しい反応でコスト高となるため、のちに開発されたアンモニアソーダ法にとってかわられた。[塩川二朗][参照項目] | アンモニアソーダ法 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例