20世紀西洋人名事典 の解説
ルードルフ・アレクサンダー シュレーダー
Rudolf Alexander Schröder
1878.1.26 - 1962.8.22
ドイツの詩人。
ブレーメン生まれ。
叙情詩、散文、翻訳などに優れ、詩は「宗教的な詩」と「世俗的な詩」に大別されており、擬古主義の流れを汲んでいる。代表作「宗教詩百編」(1951年)のほか多くの宗教詩は新教賛美歌の再興に寄与し、現代ドイツ賛美歌集には今世紀の詩人の中では最も多く収められている。翻訳はホメロスなどの古典、シェークスピア、T.S.エリオットに至り、質量ともに20世紀ドイツ随一で格調の高さでは定評がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報