レオ7世(読み)レオななせい(英語表記)Leo VII

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レオ7世」の意味・わかりやすい解説

レオ7世
レオななせい
Leo VII

[生]?. ローマ
[没]939.7.13. ローマ
ローマ出身の第126代教皇在位 936~939)。ベネディクト会修道士だったとされる。スポレト公アルベリック2世により投獄された教皇ヨハネス11世(在位 931~935/936)のあとを継いだ。936年,当時西ヨーロッパで最も影響力のあった修道士の一人,クリュニー修道院の院長オドを招き,イタリア王ウーゴとアルベリック2世の争いを仲裁した。また,ドイツの聖職者改革に助力した。マインツの大司教フリードリヒに対し,ユダヤ教徒を強制的に改宗させることを禁じたが,キリスト教を受け入れないユダヤ教徒の追放は許可した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android