レノー(その他表記)Paul Reynaud

改訂新版 世界大百科事典 「レノー」の意味・わかりやすい解説

レノー
Paul Reynaud
生没年:1878-1966

フランス政治家。第1次世界大戦後より議員あるいは閣僚として活動,第2次世思大戦勃発後の1940年3月首相となる。フランスの敗北にともない,ペタン元帥を副首相に起用,自ら国防相を兼任して抗戦継続を意図するが,内閣で孤立して辞任6月16日),後を継いだペタンにより逮捕される。戦後48年に蔵相となり,またヨーロッパ統合政策に努力,58年ド・ゴール登場に際して憲法諮問会議議長となるが,60年以後ド・ゴールの特に対ヨーロッパ政策に反対して野に下る。《回想録》などの著書がある。
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関連語 加藤

山川 世界史小辞典 改訂新版 「レノー」の解説

レノー
Paul Reynaud

1878~1966

フランスの政治家。蔵相,法相などを歴任し,1940年3月首相となったが,ドイツ軍に戦線を突破され,6月の閣議で抗戦継続論が敗北したので辞職。解放後政界に復帰した。

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百科事典マイペディア 「レノー」の意味・わかりやすい解説

レノー

フランスの政治家。蔵相,法相を経て第2次大戦中の1940年首相となったが,対独抗戦を唱えたためビシー政権に捕らえられ,ドイツに移送。戦後は右翼の独立共和派幹部で蔵相,国務相を歴任,ヨーロッパ統合を主張

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