現代外国人名録2016 「レムクールハース」の解説
レム クールハース
Rem Koolhaas
- 職業・肩書
- 建築家,都市デザイナー OMA(オフィス・オブ・メトロポリタン・アーキテクチュア)主宰
- 国籍
- オランダ
- 生年月日
- 1944年11月17日
- 出生地
- アムステルダム
- 本名
- Koolhaas,Remment
- 学歴
- AAスクール(ロンドン)〔1972年〕卒,コーネル大学
- 勲章褒章
- レジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ章〔2001年〕
- 受賞
- 日本建築学会賞〔1992年〕「レム棟、クールハース棟」,ガウディ賞〔1992年〕,プリツカー賞〔2000年〕,世界文化賞(建築部門,第15回)〔2003年〕,RIBAゴールド・メダル〔2004年〕,ベネチア・ビエンナーレ生涯功労賞〔2010年〕,ラ・ヴィレット公園国際コンペティション2等賞〔1982年〕
- 経歴
- 1952〜56年両親に連れられてインドネシアに移り、ジャカルタに住む。18歳でオランダに戻り、「ハーグ・ポスト」の記者、スクリプト・ライターなど経て、’68〜72年ロンドンのAAスクールで建築を学ぶ。’72年渡米してコーネル大学で研究後、ピーター・アイゼマン率いる建築都市研究所(IAUS)に参加。’75年妻のマデロン、友人のエリアおよびゾエイ・ゼンゲレス夫妻とともにオフィス・オブ・メトロポリタン・アーキテクチュア(=OMA,大都市の建築のための設計事務所)を設立、本格的な設計活動に入る。以後、都市計画を中心に数多くのプロジェクトを手がける。’88〜90年デルフト工科大学教授を経て、’95年ハーバード大学教授。’99年シンクタンクAMOを設立。2000年建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞。代表的な作品に「ボーンペスの高層住宅とオブザヴェーション・タワー」(1982年)、「ラ・ヴィレット公園」(’83年)、「ダンス・シアター」(ハーグ,’87年)、「パリ近郊のムラン・セナールの新都市」(’87年)、「チェック・ポイント・チャーリー・ハウジング」(ベルリン,’90年)、「ネクサスワールド集合住宅」(福岡,’90年)、「コングレクスポ」(リール,’94年)、「中国中央電視台本部ビル」(北京,2009年)など。1995年東京で個展「O・M・A IN TOKYO」を開催。著書に「デリリアス・ニューヨーク(錯乱のニューヨーク)」(’78年)、「Project Japan」(2011年)、「S,M,L,XL+ 現代都市をめぐるエッセイ」などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報