ロイター指数(読み)ロイターシスウ(その他表記)Reuter's index of commodity prices

デジタル大辞泉 「ロイター指数」の意味・読み・例文・類語

ロイター‐しすう【ロイター指数】

《Reuters Index of Commodity Pricesから》英国の通信社ロイターが発表する国際的第一次産品の相場指数。1931年9月18日を100としている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロイター指数」の意味・わかりやすい解説

ロイター指数
ろいたーしすう
Reuter's index of commodity prices

ロンドンに本社をもつ世界的大通信社の一つ、ロイター通信社によって作成されている一次産品に関する国際価格指数。世界の商品相場の動きを示す情報として広く用いられている。指数を構成する品目は、小麦綿花、コーヒー、羊毛、銅、砂糖、ゴム、トウモロコシ、米、牛肉大豆ココア、錫(すず)、ラッカセイコプラ亜鉛、鉛の17商品であり、価格はイギリスへの到着価格(CIF建て)が用いられ、1931年9月18日の価格を基準(100)とした指数につくられている。評価がイギリスでのCIF価格であるため、指数がポンド為替(かわせ)相場の影響を受ける(ポンドの下落だけでロイター指数は上昇する)ことに注意する必要がある。

高島 忠]

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