現代外国人名録2016 「ロブハルフォード」の解説
ロブ ハルフォード
Rob Halford
- 職業・肩書
- ロック歌手
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1951年8月25日
- グループ名
- グループ名=ジューダス・プリースト〈Judas Priest〉, ハルフォード〈Halford〉
- 経歴
- 1972年ロックバンドのジューダス・プリーストのベーシスト、イアン・ヒルのガールフレンドの兄だったという縁で、同バンドにボーカリストとして加入。’74年アルバム「ロッカ・ローラ」を発表してデビュー。当初ハードロック的なサウンドであったが、次第にヘビーメタルに傾倒し、4オクターブの音域を誇る自身のボーカルや、グレン・ティプトン、KKダウニングによる硬質のツイン・リード・ギター、さらにレザー・スタイルの男らしいファッションやハーレー・ダビッドソンに跨って登場するなどの派手なステージ・パフォーマンスが好評を博し、ヘビーメタルのパブリック・イメージの確立に大きく貢献。やがてアルバム「ブリティッシュ・スティール」(’80年)収録の曲名にちなんで、自身ならびにバンドのことを“メタルゴッド”と称するようになり、ヘビーメタル界のリーダーとして畏敬される存在となった。この間、’79年初来日。’90年傑作といわれるアルバム「ペインキラー」をリリースした後、ソロプロジェクトに関して他のメンバーとの間に軋轢が生じ、バンドを脱退。以後は若手のヘビーメタル・ミュージシャンとのコラボレーションを積極的に行って独自の道を模索し、’94年無名の若手たちとファイトを組み、アルバム「ウォー・オブ・ワーズ」を制作。’97年にはトゥーを結成し、トレント・レズナーをプロデューサーに迎えて「Voyeurs」をリリースするが、ジューダス・プリースト時代とはかけ離れたグランジ、インダストリアル系のサウンドであったため、賛否両論が巻き起こった。2000年正統派メタルへの回帰を目指してハルフォードを結成し、アルバム「リザレクション」を発表、ファンの熱狂をもって迎えられる。2002年ジューダス・プリーストのメンバーたちと和解し、2003年バンドに復帰。2005年再結集アルバム「エンジェル・オブ・リトリビューション」をリリースし、各国のチャートにランクインするなど好評を博した。同年来日公演。ジューダス・プリーストとしてのアルバムは他に「背信の門」「殺人機械」「復讐の叫び」「ラム・イット・ダウン」「背徳の掟」「贖罪の化身」などがある。ゲイとしてカミングアウトしたことでも有名。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報