現代外国人名録2016 「ロマーノプローディ」の解説
ロマーノ プローディ
Romano Prodi
- 職業・肩書
- 政治家,経済学者 元イタリア首相,元イタリア民主党議長,元EU欧州委員会委員長
- 国籍
- イタリア
- 生年月日
- 1939年8月9日
- 出生地
- スカンディアノ
- 学歴
- ミラノ・カトリック大学卒,ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス
- 勲章褒章
- 旭日大綬章(日本)〔2012年〕
- 経歴
- ロンドンに留学後、24歳でボローニャ大学経済政策学科助教授、1971年同大教授(’99年まで)。’74年ハーバード大学客員教授に招請。’75年ボローニャ大学経済・産業センター所長。傍ら民間のマセラッティ社の経営にも加わり、’78〜79年アンドレオッチ内閣の産業相を経て、’82〜89年、’93〜94年の2度イタリア最大の企業グループIRI(産業復興公社)総裁を務める。キリスト教民主党の流れをくむ人民党に属し、’96年4月下院議員。中道左派連合“オリーブの木”により’96年5月〜’98年10月首相を務める。’99年2月中道左派グループを集めた新党・民主主義者を結成。’99年9月〜2004年11月EU欧州委員会委員長を務め、ユーロ通貨流通を成功させた。2006年4月の総選挙で自身の率いる野党中道左派連合ユニオンが勝利、5年ぶりの政権交代を決め、5月首相に就任。2007年3月、与党内の不一致で政権危機に陥ったプローディ内閣に対して上院で信任投票が行われ、過半数を2票上回る162票で信任された。同年10月、連合政権9党のうち最大勢力の左翼民主党と中道政党・マルゲリタが合併し、新党・民主党が発足、名誉職的な議長に就任。2008年1月上院での内閣信任投票で敗れ5月首相を辞任。同年政界からの引退を表明。2012〜2014年国連サヘル担当事務局長特別大使。現在は国際協力関連の財団理事長を務める。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報