ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アカバナ科」の意味・わかりやすい解説
アカバナ科
アカバナか
Onagraceae
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双子葉植物、離弁花類。ほとんどが草本であるが低木もある。葉は単葉で対生または互生し、普通は4数性で、托葉(たくよう)はない。花は両性で多くは4数性、放射相称。萼(がく)は子房に合着し、花弁も同数で離生。雄しべは花弁と同じかまたは倍数。葯(やく)は2室で縦列する。子房は下位で、花柱の先端は頭状か棍棒(こんぼう)状であるが、4裂するものもある。蒴果(さくか)または堅果をつくり、種子は無胚乳(はいにゅう)で、長毛をつけるものもある。世界に37属640種、日本に5属28種分布、帰化種も多い。水生で堅果をつくるヒシ属をヒシ科Trapaceaeとして独立させる説もある。
[小林純子 2020年8月20日]
APG分類でもアカバナ科とされる。ヒシ属はミソハギ科に含まれる。
[編集部 2020年8月20日]
…アカバナ科の多年草(イラスト)。平地から低山帯まで,湿地にはふつうに群生している。…
※「アカバナ科」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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