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アシュドド Ashdod

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アシュドド
Ashdod

イスラエル南西部,地中海に臨む港湾都市。工業の中心地で,パレスチナ南部,古代にフィリスチアと呼ばれた海岸平野に位置する。古代のペリシテ人の五都の一つ。イスラエル人契約の櫃をこの地に奪い去られ(サムエル記上5章),前8世紀ユダ王国ウジアが占領したが(歴代志上26・6),まもなくアッシリアに奪われた。ギリシアの歴史家ヘロドトスによるとエジプトのプサムティク1世がこの地を 29年間も包囲している。ヘレニズム時代にはアゾトスと呼ばれ,マカベア戦争以降ユダヤ人の町となったが,ローマの将軍ポンペイウス(大)はこれをシリア属州に加え,4~6世紀にはキリスト教司教所在地となった。中世には村落の状態にまで衰退していたが,現代の都市は 1956年に再建され,古代の廃墟の北北西 7kmの海岸にある。港湾も構築され,柑橘類が輸出される。イスラエル最大級の石油精製工場のほか,繊維,羊毛加工,自動車組み立て,冷凍食品などの工場がある。人口 20万3300(2006推計)。

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