アタナシウス派(読み)アタナシウスは

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「アタナシウス派」の解説

アタナシウス派(アタナシウスは)

アタナシウスの説を奉ずるキリスト教の正統派ニケア教会会議で父なる神と子なるキリストとの同質を主張して,キリストを父なる神の被造物とするアリウス派論駁(ろんばく),のち父と子に聖霊を加えての三位一体説を樹立した。アタナシウス派はアリウス派のほか,キリスト単性論派,ネストリウス派などとの対立を通じ,つねに優勢とは限らなかったが,381年のコンスタンティノープル教会会議,451年のカルケドン教会会議によって正統性が確認され,テオドシウス1世のとき(392年),この派の信条ローマ帝国国教に等しいものと認められた。

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旺文社世界史事典 三訂版 「アタナシウス派」の解説

アタナシウス派
アタナシウスは
Athanasius

アレクサンドリアの司教アタナシウス(295〜373)の説を信奉するキリスト教の一派
イエスの神性を重んじ,イエスの人間性を主張するアリウス派と対立。325年ニケーア公会議で正統と認められ,のちこの派の説がローマの国教となり,父なる神と子なるキリストと聖霊の三位一体説に発展。以来,正統派教義の地位にある。

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