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アブデラ Abdēra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アブデラ
Abdēra

トラキア海岸地方,ネストス河口東方の古代ギリシアの都市。前 654年テオスの市民により建設され,前5世紀にはデロス同盟に加わった。トラキアの穀物産地を控え交易都市として繁栄したが,前4世紀トラキア人の侵入により衰退した。ソフィストプロタゴラスと哲人デモクリトスはこの市の市民であった。

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世界大百科事典 第2版の解説

アブデラ【Abdēra】

ギリシアの北,トラキア海岸に栄えた古代都市。前7世紀にクラゾメナイ人,6世紀にテオス人がここに植民した。デロス同盟のなかでも指おりの富をもつ。それはこの地方の商業貿易の中心となる港市であると共に穀物が豊かだったことによる。ローマ時代には自由市であった。原子論を唱えた思想家デモクリトス,最初のソフィストのひとり,プロタゴラスはこの市の出身である。【安藤 弘】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アブデラ
あぶでら
Abdera

エーゲ海北岸のトラキア地方に位置した古代ギリシアのポリス(都市国家)。紀元前7世紀にイオニアの都市クラゾメナイの植民市として建設されたが、トラキア系先住民に滅ぼされ、前6世紀後半に同じくイオニアのテオスからの植民者によって再建された。穀物生産と、内陸部との交易を通じて、前6~前5世紀に栄えたが、前4世紀なかばにフィリッポス2世によってマケドニアに併合された。哲学者のデモクリトス、ソフィストのプロタゴラスはこのポリスの出身。現在のギリシア北東部クサンティ県に遺跡がある。[前沢伸行]

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