アロマセラピー

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

アロマセラピー

植物から抽出した精油エッセンシャルオイル)を希釈して皮膚に塗ったりりをかいだりする欧州発祥の療法。人間が持つ自然治癒力を高めるとされ、抽出する植物によって鎮痛抗菌、脳のリラックスなど様々な効果があるとの研究成果が多数発表されている。100種類以上の精油が販売されている。

(2017-12-16 朝日新聞 朝刊 岐阜全県・1地方)

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百科事典マイペディアの解説

アロマセラピー

アロマは芳香,セラピーは療法の意。香りで嗅覚を刺激し,心身をリラックスさせ,活性化させることによって,不調を治療する方法。 鼻から入ったにおいの粒子は,鼻腔内の嗅細胞で電気信号に変換され,脳の神経を刺激し,覚醒,催眠,鎮静などの作用をうながす。また同時に,ストレスに伴う心身症,呼吸器官,循環器官,消化器官などの治療にも効果をもたらす。 アロマセラピーにはスギ,ヒノキなどの樹木や,オレンジ,レモン,ラベンダー,ローズマリー,ペパーミントといった,芳香性のくだものやハーブ類などの花,葉,茎,実,根などから抽出した精油(エッセンシャルオイル)を用いる。本来は,精油を香炉であたためて揮発させ,香りを発散させるが,最近では,エステティックや化粧品などに取り入れられたり,バスオイルとして利用されるなど,心身のリフレッシュ,美容を目的とする幅広い用途で活用されるようになってきた。植物の精油に近い化学成分の精油が開発され,求めやすくなったこともあり,ますます浸透しつつある。 アロマセラピーの歴史は古く,古代エジプトではすでに植物のにおいを治療に利用していたといわれる。日本では奈良時代に,伽羅(きゃら)や沈香(じんこう)といった香木を焚き,香りのよい煙を茶席に用いていた。〈アロマセラピー〉は1937年,精油の研究をしていたフランスの比較病理学者R.M.ガッテフォスによって生み出された言葉である。 近年のブームにのり,アロマセラピーの規模は拡大化し,一般化しつつある。職場やホテルなど大規模の施設では,空調を利用して広い範囲に香りを送る設備が導入されているところもある。リラックス効果,ストレス解消,集中力のアップ,眠気防止などが主な目的とされる。 アロマセラピーのような,心身の治療に自然の力を取り入れた療法に,タラソテラピー(海洋療法)などもある。また特に〈アロマセラピーコスメ〉と呼ばれ,植物の香りによるリラックス,リフレッシュ効果を積極的に取り入れた化粧品も登場し,従来のナチュラル指向化粧品とはひとあじ違った存在となっている。なかでも米国生まれの〈オリジンズ〉は,若い女性を中心に人気を集めている。→香料刺激療法
→関連項目代替療法

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大辞林 第三版の解説

アロマセラピー【aromatherapy】

芳香性の物質を外用する治療・健康法。心理的作用が大きく、ストレスの緩和などに効果があるとされる。アロマテラピー。

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