山川 世界史小辞典 改訂新版 「イタリア‐トルコ戦争」の解説
イタリア‐トルコ戦争(イタリア‐トルコせんそう)
リビア戦争とも呼ばれる。ヨーロッパ列強のアフリカ侵略に際して,イタリアはフランス,イギリス,ロシアと外交折衝を行い,オスマン帝国の支配する北アフリカをイタリアの支配下に入れることを承諾させた。イタリアは,1911年9月トルコに宣戦布告してトリポリおよびキレナイカを占領,両地に古来の名称であるリビアの名を与え,翌年のローザンヌ条約でリビア支配権を得た。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報