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イロコイ連盟 イロコイれんめいIroquois League; Iroquois Confederacy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イロコイ連盟
イロコイれんめい
Iroquois League; Iroquois Confederacy

1570年頃現在のニューヨーク州中央部に住んでいた5つのインディアンの民族が結成した連盟組織。初めはセネカ,カイユーガ,オノンダーガ,オネーダ,モホークの5民族の連合体であったが,1722年にタスカローラ族がカロライナ植民地人に追われて北上してこれに加わった。伝説によれば,1570年頃モホーク族の偉大な指導者ヒアワタ Hiawathaの助けで,処女の子で聖なる政治家デガナワイダ Dekanawidaが民族間相互の戦争をやめ,正義と掟に基づく平和を樹立するために組織したといわれる。 17世紀前半に侵入したフランス勢力に初め敗北したが,のちこれにうちかち,大西洋海岸から勢力を伸ばしてきたイギリス植民地との勢力均衡をはかりながら中立の立場を堅持し領土を守った。 18世紀なかばのイギリス,フランス両国の植民地争奪戦に際しては,オネーダ族とタスカローラ族を除いてイギリス側に立ち,アメリカ独立戦争でもイギリス軍と同盟した。独立戦争がアメリカの勝利に終り,1784年のフォート・スタンウィックス条約により,アメリカに敵対した4民族の領土の多くが奪われてその一部はカナダに移住し,協力した2民族もまもなく西方への移住を強制され,イロコイ連盟は解体した。

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