改訂新版 世界大百科事典 「インターディクト」の意味・わかりやすい解説 インターディクトinterdict カトリック教会で,信者が教会の聖務や行事に参加することを禁ずる罰令。個人的,地方的,部分的,全般的インターディクトなどいくつかの種類がある。終油のサクラメントは例外として認められたし,聖職者が室内でひそかに典礼を行うことは許された。6世紀から現れ,最初は一都市内の教会に限られたが,9世紀から司教区に,12世紀からは一国に拡大された。破門よりは軽い罰であるが,最盛期の教皇は国王との紛争の際にこれを頻用した。執筆者:今野 國雄 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
山川 世界史小辞典 改訂新版 「インターディクト」の解説 インターディクトinterdict キリスト教会における聖務禁止。教会法による罰則の一種。教皇,司教が司教区,聖堂区または個人に対し,サクラメントの授与を停止すること。破門とは異なり教会の一員たる資格を失わせないが重罰である。 出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報 Sponserd by