インプロビゼーション(英語表記)improvisation

翻訳|improvisation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

音楽における即興演奏。そのでまったく新しく曲を作りながら演奏することから,一定の主題旋法,音型や和声のパターンに基づき,あるいは作曲家の指定した枠組み内部で行うなど,さまざまのケースがある。西洋音楽では,中世からバロックにかけて,即興的な対旋律付加,与えられた主題による変奏など,幅広く行われた。バッハヘンデル,モーツァルト,ベートーベン,リストなどは即興演奏の名手として知られる。現在では,偶然性の音楽における演奏者の即興とジャズアド・リブが目立っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (improvisation) 即興。即興演奏。特にジャズ演奏で、楽譜にとらわれず、その場のひらめきによって自由に演奏すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内のインプロビゼーションの言及

【ジャズ】より

…またブルース・ボーカルは,ふつう各段4小節のうち残りの1小節半を〈ブレークbreak〉と呼ぶ余白として残したが,伴奏楽器はここを短いカデンツァで飾った。ブレークはのち,ジャズのソロ・インプロビゼーションへ発展する。
[北部への移動――スウィング時代]
 1910‐20年に南部から北部へ移動した人口は,白人500万,黒人350万といわれる。…

【即興演奏】より

…楽譜やメモによらずに即座に演奏し,生きた音楽を創造する行為をさす。インプロビゼーションimprovisationともいう。既存の音楽作品や既存のパターンに基づいて装飾を加える部分的な即興,与えられた主題に基づいて自由に装飾を加える発展的な即興,いかなる既存の楽曲や主題も用いないで新しい音楽を作りだす全体的な即興などに区分される。…

※「インプロビゼーション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ソフトロボティクス

ロボティクスの一分野。強度的・構造的に適度なやわらかさがあり、繊細な力加減で動作できるロボットに関する研究。→ソフトロボット...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android