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イン・メモリアム In Memoriam A.H.H.

世界大百科事典 第2版の解説

イン・メモリアム【In Memoriam A.H.H.】

イギリスの詩人A.テニソンの代表作。制作1833‐50年,出版1850年。ミルトンの《リシダス》やシェリーの《アドネイアス》に連なる哀悼詩。哀悼の対象は親友アーサー・ハラム(歴史家H.ハラムを父とし,非凡な才を嘱望されながら1833年22歳で夭折)。8音節4行のスタンザを用い,序詞,131の段落,エピローグを連ね,死者に対する鬱屈した心情が,霊魂不滅と神への信仰に昇華されていく過程は,高度の抒情性に富む。

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世界大百科事典内のイン・メモリアムの言及

【テニソン】より

…《王女》(1847)は女子教育問題を提供したものの,一般には付随的で感動的な抒情短詩〈涙,いわれなき涙〉などが有名だった。50年には相愛のエミリーと結婚,1833年来,書きためてきた一大哀詩《イン・メモリアム》を刊行した。この詩は親友ハラムを失った個人的悲しみをこえ,信仰によって心の平和にたどりつく詩人の苦闘の哲学詩で,これにより桂冠詩人になった。…

※「イン・メモリアム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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