ウェルズ大聖堂
ウェルズだいせいどう
Wells Cathedral
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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ウェルズ大聖堂 (ウェルズだいせいどう)
Cathedral, Wells
イギリス南西部,サマセット州のウェルズにあるゴシック様式の大聖堂。初期イギリス様式Early English Styleの代表例。堂々たる西正面は1220年ころの建造で,ニッチと多数の彫像群を伴う,バットレスで囲まれた重厚な双塔(頂部は14~15世紀に完成)が立つ。内部は大アーケード,トリフォリウムtriforium,高窓をもつ,水平性の強調された3層構成を示す。交差部の支柱にX字形の巨大な補強アーチがついて,全長100mの身廊空間を前後に隔絶し,いっそう奥深い印象を与える。なおウェルズという地名は,この大聖堂の近くに多くの泉がわいたことに由来する。
執筆者:藤本 康雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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「ウェルズ大聖堂」の意味・わかりやすい解説
ウェルズ大聖堂【ウェルズだいせいどう】
英国,サマセット州のウェルズWellsにある教会堂。12世紀末に着工,1363年完成し,大部分が英国ゴシックの初期様式を残している。西正面には600に及ぶ像が刻まれ(13世紀前半),内部には中央塔を支持するためにアーチの上に交差させた逆アーチがあって,独特の景観を呈する。
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