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ウォーレス線 ウォーレスセン

デジタル大辞泉の解説

ウォーレス‐せん【ウォーレス線】

東南アジアのバリ島ロンボク島の間のロンボク海峡ボルネオスラウェシ島の間のマカッサル海峡をほぼ南北に通る、生物分布の境界線。西は東洋区、東はオーストラリア区に属す。A=R=ウォーレスが1868年に提唱し、ハクスリーが命名した。その後、ウェーバーやメリルによって訂正された。

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百科事典マイペディアの解説

ウォーレス線【ウォーレスせん】

生物地理学で,東洋区とオーストラリア区の境界線としてA.R.ウォーレスにより最初に提唱されたもの。昆虫,貝,鳥類などの分布による。バリ島とロンボク島の間の狭い海峡を通るので有名。
→関連項目マカッサル海峡ロンボク[島]

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大辞林 第三版の解説

ウォーレスせん【ウォーレス線】

ウォーレスが提唱した生物地理学上の境界線。カリマンタン島とスラウェシ島との間の海峡をほぼ南北に走る線。西側を東洋区、東側をオーストラリア区とする。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウォーレス線
うぉーれすせん

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世界大百科事典内のウォーレス線の言及

【インドネシア】より

… 動物分布は地理的位置によってアジア,オーストラリア両系のものを含む。西部の島々ではアジア系のものと同じく,象や虎もいるが,マカッサル海峡とロンボク海峡をつなぐいわゆるウォーレス線を境に東部ではオーストラリア系のものが著しくなり,有袋類などがみられる。さらにスラウェシ東岸とチモール島東端とを結ぶウェーバー線によっても若干の動物(鹿の類)の分布の境界線が設定されている。…

【ウォーレス】より

…動物地理学に興味をもち,昆虫学者のベイツH.W.Batesと南アメリカで採集を行う。1854年,マレー諸島で動物の地理的分布を調べ,〈ウォーレス線〉に名を残す。58年,《変種がもとのタイプから無限に遠ざかる傾向について》がC.ダーウィンの論文とともに発表され,自然淘汰による進化論の発見者となったが,後,ヒトの起源の問題で宗教的見解を支持した。…

【動物地理区】より

… 各区の境界は,海峡,山脈,大河などの地理的障害,緯度的気候,林相,草原,砂漠などの生態的条件により,通常段階的な動物相,植物相の変化で示され,その境はしばしば提唱者の名で呼ばれる。例えば,東洋区とオーストラリア区の境にはウェーバー線とウォーレス線があり,その中間の移行部はワレーシアと呼ぶ(図2)。日本は南北に長く宗谷海峡は八田線,津軽海峡はブラキストン線,屋久島,奄美大島の間は渡瀬線として知られ,沖縄の宮古島と石垣島との間は蜂須賀(はちすが)線と呼ばれる(図3)。…

【ロンボク海峡】より

…水深は1000mを超え,日本と西アジアを往復する巨大タンカーは浅いマラッカ海峡よりこの海峡を通ることが多い。アジア系生物とオーストラリア系生物との居住の境界を示すウォーレス線が通ることで知られる。【別技 篤彦】。…

※「ウォーレス線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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