日本大百科全書(ニッポニカ) 「エスピリト・サント」の意味・わかりやすい解説 エスピリト・サントえすぴりとさんとEspírito Santo ブラジル南東部の州。リオ・デ・ジャネイロ州の北東に接する。州都はビトリア。面積4万6184.1平方キロメートル(1996)、人口309万7232(2000)。大西洋に面し、19世紀後半までは熱帯雨林で覆われ、もっとも攻撃的といわれた先住民の居住地であった。ドイツ系移民が州の中部と北部で開拓を始め、コーヒー、サトウキビの栽培、ウシの生産が発展した。ドーセ川流域が農牧業の中心地域で、近年河口近くのビトリアで近代工業が発達してきた。ツバロン港はイタビラ鉄山の鉄鉱石の輸出港として知られる。[山本正三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例