エーランド島南部の農業景観(読み)エーランドとうなんぶののうぎょうけいかん

世界遺産詳解 の解説

エーランドとうなんぶののうぎょうけいかん【エーランド島南部の農業景観】

2000年に登録された世界遺産(文化遺産)。エーランド島はスウェーデン南部のバルト海に位置する大きな島。この島の南部には、石灰岩に覆われた不毛の平原が広がっているが、やせた地質とそのアルカリ性の土壌から農業に適さないにもかかわらず、約5000年前から人々が住み着き暮らしてきた。今日の同島の農業景観は、こうした不毛の大地を開拓してきた苦闘の歴史の結果であり、歴史的な風車など、多様な農業文化を見ることができる。また、こうした特異な土壌のため、数多くの稀少植物の植生も見られるという生物学的にも貴重な存在になっている。また、この島からは氷期以前にこの海域に生息していたオウムガイの祖先に当たるオルトケラスの化石が多数発見されている。◇英名はAgricultural Landscape of Southern Öland

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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