オニックス(英語表記)onyx

翻訳|onyx

デジタル大辞泉 「オニックス」の意味・読み・例文・類語

オニックス(onyx)

瑪瑙めのう一種しま瑪瑙のこと。オニキス

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精選版 日本国語大辞典 「オニックス」の意味・読み・例文・類語

オニックス

  1. 〘 名詞 〙 ( [ラテン語英語] onyx )[ 異表記 ] オニキス 縞瑪瑙(しまめのう)
    1. [初出の実例]「印度。〈略〉此より阿芙蓉(ヲピウム)及阿泥吉私(ヲニーキス)(=白石の名)を多く出す」(出典輿地誌略(1826)七)

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改訂新版 世界大百科事典 「オニックス」の意味・わかりやすい解説

オニックス
onyx

ギリシア語のonyx(爪とか縞目を意味する)に由来し,縞メノウや縞状を呈する石灰岩をいう。(1)縞メノウ 美しいものを宝石にするほか,カメオのような浮彫に用いられる。特に紅色と白色の縞のものをサードニックスといい,8月の誕生石となっている。
メノウ
 (2)化学的沈殿による縞状を呈する半透明の石灰岩。普通の石灰岩にくらべてやや軟質で,鍾乳石もこの一種である。石灰分に含まれる不純物によって乳白色から淡緑色(産地メキシコ,イランパキスタン),黄緑色から青緑色(パキスタン,エクアドルアルゼンチン),淡褐色から褐色(イタリア,ユーゴ,トルコ,アルジェリア)などさまざまな色を呈する。磨いたものは石自体が半透明であるのできわめて美しい。大きな原石を得ることはきわめて難しく,いわゆる大理石としてはもっとも高価であるので,建築の壁面に使われることは例外的にしかなく,おもにテーブルなど家具類,花瓶灰皿など工芸的色彩の強い製品に加工される。日本でも,かつては富山県宇奈月町や山口県秋吉台に産し,国会議事堂に使用された。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のオニックスの言及

【メノウ(瑪瑙)】より

…宝石用となるものは淡青色のブルー・カルセドニーといい,赤色で色の一様(無地)のものはカーネリアンcarnelianという。また赤白縞メノウをサードニックス(サードオニックス)sardonyxといい,夫婦の幸福,和合を象徴し,8月の誕生石である。赤褐色のものは,縞目の有無にかかわらずサードと呼ばれる。…

【メノウ(瑪瑙)】より

…宝石用となるものは淡青色のブルー・カルセドニーといい,赤色で色の一様(無地)のものはカーネリアンcarnelianという。また赤白縞メノウをサードニックス(サードオニックス)sardonyxといい,夫婦の幸福,和合を象徴し,8月の誕生石である。赤褐色のものは,縞目の有無にかかわらずサードと呼ばれる。…

※「オニックス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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