フランス中部,ヨンヌ県の県都で,低ブルゴーニュ地方の旧府。人口約3万9900(1980)。商工業が盛んで,機械,電気製品,家具,玩具,楽器などを製造。古代ローマ人が城郭都市として築き,ローマ公道上の町として古くから交通の要衝であった。13~16世紀に建てられたサンテティエンヌ大聖堂の内陣(13世紀前半)はブルゴーニュ地方ゴシック様式の代表作で,ステンド・グラスも知られる。サン・ジェルマン修道院教会には,当地で生まれたゲルマヌスの墓を中心とする二重地下祭室があり,そこに描かれた《ステファヌスの生涯》(9世紀)はロマネスク期以前の数少ない壁画の一つ。東郊のシャブリChablisは白ワインの産地として有名。
執筆者:岸本 雅美
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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