カスカイス(その他表記)Cascais

デジタル大辞泉 「カスカイス」の意味・読み・例文・類語

カスカイス(Cascais)

ポルトガル西部の都市リスボンの西方約30キロメートルに位置し、大西洋に面する。19世紀に王室の夏の離宮が置かれ、近郊エストリルとともにコスタ‐ド‐ソルの代表的な海岸保養地として知られる。「地獄の口」と呼ばれる海食洞が有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カスカイス」の意味・わかりやすい解説

カスカイス
かすかいす
Cascais

ポルトガル中西部、エストレマドゥーラ地方の海浜保養都市。リスボンの西30キロメートル、大西洋に臨む。人口3万2972(2001)。古くからの漁港であったが、1870年に王室がここで夏を過ごして以来発達し、共和制下では離宮は元首住居となった。海岸の洞窟(どうくつ)が有名。近くに保養都市エストリルがある。

田辺 裕・柴田匡平]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カスカイス」の意味・わかりやすい解説

カスカイス
Cascais

ポルトガル中西部,リスボン県の都市。リスボンの西,カスカイス湾に面する漁港で,コスタドソル中心地として知られ,ポルトガルのリビエラと呼ばれる海浜保養地。市域内には有名な保養地エストリルもある。人口1万 9482 (1991推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のカスカイスの言及

【シントラ】より

…北東500mの山頂にそびえるモーロ人(ムーア人)の城(8世紀)も名勝地の一つ。シントラは海岸沿いのリゾート地カスカイスとともに首都近郊の二大観光地となっている。【弥永 史郎】。…

※「カスカイス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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