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カマキリ類 カマキリるいMantodea; mantid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カマキリ類
カマキリるい
Mantodea; mantid

カマキリ目に属する昆虫の総称。一般に中型ないし大型で体は細長く,前肢が強力な鎌形の捕獲肢になっている。頭は三角形で咀嚼型の口器をもち,複眼が大きい。頸は細く,頭を自由に動かすことができる。前胸は普通非常に細長いが,側縁が大きく広がる種もある。前肢 (捕獲肢) は基節が長く,腿節下側に鋭いとげが並び,そこに頸節を折り曲げて獲物をはさむ構造になっている。中肢と後肢は細長い普通の歩行肢であるが,葉状付属片のつく種もある。腹部は平たく,尾毛や産卵管は短い。は長翅のものが普通であるが,短翅あるいは無翅のものもある。前翅は細長く,後翅は広く,多数の脈があり,背中に扇形にたたまれる。不完全変態をし,卵は海綿状の卵嚢内に産み込まれる。典型的な肉食昆虫で,昆虫類のみならず小型の脊椎動物まで捕食するが,動いているものしか捕えようとしない。世界に約 1800種,日本に約 10種が知られている。チョウセンカマキリ Tenodera angustipennisは体長 70~80mm,緑色型と褐色型がある。後翅はほとんど透明で,中央部にわずかな斑点があるのみである。卵嚢は細長い。本州,四国,九州,朝鮮,中国に分布する。オオカマキリ T. aridifoliaは体長 70~90mm,前種に似るが大型で,後翅基部付近に紫黒色部がある。本州,四国,九州,中国に分布する。ヒナカマキリ Acromantis nawaiは体長 18~21mm,日本最小のカマキリで,体は褐色である。雌は翅が退化し,前後翅とも前胸より短い。本州,四国,九州に産し,林内の下草や地上にすむがその数は少い。 (→昆虫類 )  

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