カルタヘナ法(読み)カルタヘナホウ

デジタル大辞泉 「カルタヘナ法」の意味・読み・例文・類語

カルタヘナ‐ほう〔‐ハフ〕【カルタヘナ法】

《「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性確保に関する法律」の通称》《「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」の通称》遺伝子組換え技術などバイオテクノロジーを用いて作られた生物の使用等を規制する法律。カルタヘナ議定書規定国内で適用するためのもので、平成16年(2004)施行生物多様性影響を及ばさないか事前に審査することや適切な使用法について定めている。

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共同通信ニュース用語解説 「カルタヘナ法」の解説

カルタヘナ法

2000年に生物多様性条約特別締約国会議で採択された議定書に基づき04年に施行された、遺伝子組み換え生物の使用を規制する国内法。同会議が開かれたコロンビアの都市カルタヘナにちなむ。遺伝子組み換え生物を野外飼育、栽培する場合は、生態系への影響を評価した上で国の承認を受ける必要があり、実験室などの閉鎖空間で扱う場合は国が定める方法を用いるよう規定している。警視庁は23年3月、遺伝子組み換えで光るメダカを未承認で飼育したなどとして愛好家らを逮捕しており、カルタヘナ法違反容疑での逮捕は全国初だった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カルタヘナ法」の意味・わかりやすい解説

カルタヘナ法
かるたへなほう

遺伝子組換え規制法

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