1988年に登録されたイギリスの世界遺産(文化遺産)で、ロンドンの南東、イングランド最古の町カンタベリーに位置する。カンタベリー大聖堂は、イギリス国教会の総本山として巡礼者が絶えない。597年頃、ローマ教皇がキリスト教布教のため、イギリスへ修道士のアウグスティヌスを派遣、拠点として建てられたのが大聖堂の前身。現在の大聖堂は17世紀、ステンドグラスは13世紀に制作された。近くにある聖オーガスティン大修道院は、アウグスティヌスが建立、16世紀前半に閉鎖された。聖マーティン教会は建立年不明。歴史上、重要な建築物として評価され、世界遺産に登録された。◇英名はCanterbury Cathedral, St Augustine's Abbey, and St Martin's Church