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カーボナタイト carbonatite

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岩石学辞典の解説

カーボナタイト

火山岩および貫入火成岩で50%以上の主成分炭酸塩鉱物である岩石の総称[Tuttle & Gittens : 1966].最も普通のカーボナタイトソーヴ岩(sovite)で,これは方解石カーボナタイトである.他にドロマイトまたはシデライト,またはアルカリ炭酸塩鉱物を含むものがある.構造は一般に粒状で,まれに粗面岩状または櫛状に重なるものがある.カーボナタイトは英国のボーズが1884年にデカン高原の岩脈状の炭酸塩質岩石を記載したのが最初であって,後にこれはカーボナタイトと認められた.ブレガーはノルウェー西南部のフェン地方の炭酸塩に富む岩石で,アルカリ火成岩に伴うものにカーボナタイトと命名し,火成岩であることを主張した[Brögger : 1921].ブレガーはカーボナタイトを産するフェン地方の環状複合岩体の外側の角礫岩化した花崗岩質の岩石を交代作用による変質作用で形成された岩石と考え,これをフェン岩(fenite)と命名した.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

カーボナタイト【carbonatite】

アルカリ岩やキンバーライトに伴って大陸地域にのみ小規模に出現する炭酸塩鉱物(通常は方解石)に富む火成岩である。少量のカンラン石,輝石,長石,黒雲母,メリライトリン灰石を含む。パイロクロアモナザイトなどの希土類元素に富む鉱物を多量に伴うことがあり,それら希土類元素の有用鉱床となることがある。かつてこの岩石は,火成岩か,堆積岩起源かで論争されたが,1960年タンザニアのオル・ドニヨ・レンガイOl Doniyo Lengai火山において炭酸ソーダを多量に含む溶岩が噴出し,火成岩であることが確認された。

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