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ガナサン族 ガナサンぞくNganasan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガナサン族
ガナサンぞく
Nganasan

シベリアの中部,北極海に突き出たタイムイル半島の先住民族。自称は「ニャ」で「仲間」の意。「ガナサン」は「人間」 nganasaとういう言葉に由来する。古くは「タブギー」「サモエード・タブギー」と呼ばれた。人口約 1000。言語はウラル語族のサモディ語派に属する。西に隣接するネネツ族エネツ族とは,言語や文化の上で特に密接なかかわりをもつが,南のエベンキ族,南東から東に接するドルガン族,ヤクート族からの影響も大きい。生業はトナカイの大規模な牧畜で,漁労,狩猟も行われる。ソ連時代にはいくつかのソフホーズに組織されていた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ガナサンぞく【ガナサン族 Nganasany】

ロシア最北端のタイミル半島に住むトナカイ狩猟・飼育民。人口900(1979)。かつてはタウギ族またはタウギ・サモエード族と呼ばれた民族で,日本ではヌガナサン族とも表記される。ウラル語族サモエード語派の北方群に属するガナサン語を話す。タイミル半島は,野生トナカイが旧大陸で最も多く生息するため,ガナサン文化はトナカイ狩猟を基盤としており,カリブー・エスキモーの文化と対比することができる。サモエード諸族【井上 紘一】

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世界大百科事典内のガナサン族の言及

【サモエード諸族】より

…人口3万4000(1979)。言語・文化的に北方群(ネネツ族,エネツ族Enets,ガナサン族)と南方群(セリクープ族)に分かれる。南方群には,話者を失って消滅したカマス,カラガス,コイバル,モトル,ソヨート,タイギ(これらすべてを総称してサヤン・サモエードという)も加えることができる。…

※「ガナサン族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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