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ガーゴ Gago, Balthasar

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

ガーゴ Gago, Balthasar

?-1583 ポルトガルの宣教師。
イエズス会士。天文(てんぶん)21年(1552)に来日。翌年C.トルレスの指示で豊後(ぶんご)(大分県)府内にいき,大友宗麟(そうりん)の許可をえて布教をはじめ,平戸,博多などで活動。ザビエルのまとめた教理書を改訂し,弘治(こうじ)元年教理問答書「二十五ヵ条」をつくり,教会用語の改革をおこなった。永禄(えいろく)3年に離日。1583年1月9日死去。リスボン出身。

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朝日日本歴史人物事典の解説

ガーゴ

没年:1583.1.9(1583.1.9)
生年:1515
ポルトガルイエズス会士。ザビエルの命によって天文2(1552)年来日。日本語をよく会得し,九州で活動したが健康を害し,永禄3(1560)年インドに戻りゴアで死去。日本の教会用語改革に業績がある。キリシタン布教の初め,キリスト教の概念を伝える日本語がないので仏教語を用いたが,誤解が多かったので本質的に異なるものは原語を用いた。ヒイデス(信仰),オラシヨ(祈り)など日本語に翻訳困難なもの55語余は原語のまま用い,その他は可能な限り仏教語を援用していく方向を基礎づけた。<参考文献>土井忠生「16,7世紀における日本イエズス会の教会用語の問題」(『キリシタン研究』15輯)

(片岡千鶴子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ガーゴ
がーご
Balthasar Gago
(1521ころ―1583)

ポルトガルの宣教師。リスボンに生まれ、1546年イエズス会に入った。48年インドへ赴き、52年(天文21)ザビエルによって日本へ派遣され、豊後(ぶんご)(大分県)、博多(はかた)(福岡県)、平戸(ひらど)(長崎県)に布教した。ザビエルにより制定された日本の「ドチリナ・キリシタン」(キリスト教教理問答書)を基礎として教会用語の再検討を図った。彼の用語改革を不朽にした日本語の翻訳はイエズス会日本人修道士ロレンソの協力によるものであり、ザビエルの教義書を改編して『二十五箇条』という題の教理問答書をつくった。1561年インドへ戻り、83年ゴアにて没した。[宮崎賢太郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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