キオスク

デジタル大辞泉 「キオスク」の意味・読み・例文・類語

キオスク(kiosk/〈フランス〉kiosque)

トルコイランなどのイスラム圏にみられる、四阿あずまや
ヨーロッパの駅・公園などで、新聞・雑誌などの売店や公衆電話ボックスとして用いられる簡易な建物。→キヨスク

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精選版 日本国語大辞典 「キオスク」の意味・読み・例文・類語

キオスク

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] kiosk [フランス語] kiosque )[ 異表記 ] キヨスク
  2. (トルコやイランなどの庭園に見られる)あずまや。
    1. [初出の実例]「黄金の穹窿おほひたる『キオスク』(四阿屋)の戸口に立寄れば」(出典:うたかたの記(1890)〈森鴎外〉中)
  3. 駅や公園内にある新聞・雑誌などの売店。日本では、JR各社の駅構内にある、財団法人鉄道弘済会あるいは各キヨスク株式会社が経営する売店KIOSKをいう。
    1. [初出の実例]「停車場前のキヨスクのかみさんに道を聞いて」(出典:杢太郎日記〈木下杢太郎〉昭和一五年(1940)九月七日)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キオスク」の意味・わかりやすい解説

キオスク
kiosk

(1) 建築用語。トルコ語の kiūshkに由来。トルコやイランなど中近東地方でサマーハウスなどに使用される,細い柱で支えられたあずまや風の開放的な建物。また一般には,ヨーロッパで多くみられる,公園や動物園,催し物の会場などで売店や案内所に使われる簡易な小建築や,駅や街頭などの新聞・雑誌の売店を呼ぶ。
(2) JR各社の駅構内にある売店の名称。1973年,鉄道弘済会が駅売店の愛称を決定する際に,「清く」「気安く」を (1)にあてはめて「キヨスク」と発音,表記した。JR系列各社が各地域ごとに運営する。2007年東日本旅客鉄道(JR東日本)管内では発音をキオスクに,表記を KIOSKに変更した。

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DBM用語辞典 「キオスク」の解説

キオスク【kiosk】

単独支援型の情報及びトランザクションサーバATMなど)。マルチメディア対応POSのアプリケーションによく使われる。

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デジタル大辞泉プラス 「キオスク」の解説

キオスク

株式会社JR東日本クロスステーションが展開する売店のチェーン。主にJR東日本の駅構内にある。旧称「キヨスク」。

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世界大百科事典(旧版)内のキオスクの言及

【クシュ王国】より

…メロエ独自の神としてアペデマク神がいるが,これはエジプトでもナパタでも知られていないライオン神で,インド由来の神である。ナカにはキオスクと名づけられる小神殿があるが,この神殿は,アフリカ大陸で最も南にあるローマ様式の建築として注目される。また,クシュ人は初めエジプトのヒエログリフを用いたが,後にそれを少しずつ変えて,彼ら自身の言葉に適応させるようになり,やがて自らの文字を発明した。…

※「キオスク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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