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鉄道弘済会 てつどうこうさいかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鉄道弘済会
てつどうこうさいかい

社会福祉事業の運営を本旨とする財団法人。 1932年の設立当初は国鉄の公傷退職者,永年勤続退職者および殉職者の家族や遺族を救済することを目的としていたが,その後 49年からは一般社会福祉事業の分野に手を広げるようになった。現在では身体障害者福祉児童福祉知的障害児・知的障害者福祉,老人福祉,医療福祉,育英援護などの事業に,民間福祉事業団体として独自の機能を発揮している。

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デジタル大辞泉の解説

てつどう‐こうさいかい〔テツダウコウサイクワイ〕【鉄道弘済会】

日本国有鉄道の公傷退職者、永年勤続退職者とその家族または遺族、殉職者の遺族を救済する目的で昭和7年(1932)に設立された財団法人。職業の再教育、生活扶助、教育費援助などを行う。昭和24年(1949)からは一般の社会事業を行う。

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百科事典マイペディアの解説

鉄道弘済会【てつどうこうさいかい】

JR(旧国鉄)関係者の救済援護を目的とする財団法人。1932年設立。1949年からは一般の社会福祉事業をも行うようになった。しかし国鉄民営化に伴ってJR各社の系列会社となり,JR構内の売店(キオスク),立売営業等により収益を図り,あわせて旅客に対する便益の増進をめざしている。
→関連項目太陽生命保険[相互会社]

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世界大百科事典 第2版の解説

てつどうこうさいかい【鉄道弘済会】

国鉄の公傷退職者,永年勤続退職者とその家族または遺族,殉職者の遺族を救済する目的で1932年に設立された財団法人。国鉄ではかねて鉄道公傷退職者や殉職者遺族の救済の方途を駅の構内売店に求めることを考えていた。1931年2月東京鉄道局長から鉄道大臣に康済会設立申請書が提出され審議の結果,財団法人組織とすること,設立者鉄道大臣江木翼(たすく)名で鉄道会計から5000円を寄付すること,名称を鉄道弘済会とすることなどがきめられた。

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大辞林 第三版の解説

てつどうこうさいかい【鉄道弘済会】

旧国鉄の公傷退職者・永年勤続退職者やその家族・遺族、および殉職者の遺族を救済するために、1932年(昭和7)設立された財団法人。49年より一般の社会福祉事業もあわせて行う。87年に駅構内での収益事業部門が独立。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鉄道弘済会
てつどうこうさいかい

国鉄の公傷退職者、永年勤続退職者とその家族または遺族、殉職者の遺族を救済援護する目的で1932年(昭和7)2月に設立された財団法人。国鉄では鉄道公傷退職者や殉職職員の遺族救済の道を駅構内売店に求める構想をたて、31年2月に東京鉄道局長から江木翼(えぎたすく)鉄道大臣に対し康済会設立申請書が提出された。審議の結果、財団法人による組織とすることになり、名称も鉄道弘済会とすることなどが決められた。その後、床次(とこなみ)竹二郎鉄道大臣の下で、内務・鉄道両大臣の認可を得て設立された。49年(昭和24)からは従来の職域社会福祉事業団体の枠を超え、一般の社会事業もあわせて行うようになり、養護施設、老人ホーム、旅行者援護所などの多方面にわたった。これらの事業費は公費のほか、駅構内での収益事業の益金をもって充当し、売店は73年より国際的な共通語であるキヨスクと呼称するようになった。1987年の国鉄分割・民営化に伴い、キヨスクもJR各社の系列会社として6社に分割された。[原田勝正]

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