古代ギリシアの弦楽器。その名の原義は〈胸〉。キタラという語は前5世紀から現れるが,さらに以前にさかのぼるともいう。木製の共鳴胴の上に太い2本の腕木がのび,その間にわたされた横木に通常7本(多くて12~18本)の弦が張られ,指またはプレクトラムで撥奏される。古代ギリシアの弦楽器リラと同属だが,リラが素人向きであるのに対し,キタラは職業音楽家に好まれ,前7世紀以来,キタラ伴奏による歌キタロディーが栄えた。
執筆者:高野 紀子
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…大きいので演奏の際は通常床に据える。 このリラは古代メソポタミア・エジプトや古代ギリシアのキタラとほぼ同じ構造をもっており,それらと歴史的に関係をもっていたと想像される。エチオピアのもう一つのリラ(クラール。…
※「キタラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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