ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キム・ソウン(金素雲)」の意味・わかりやすい解説
キム・ソウン(金素雲)
キム・ソウン
Kim So-un
[没]1981.11.2
朝鮮・韓国の詩人,随筆家。本名,キョジュン (教重) 。 13歳で日本に渡り,以後 30数年滞日。この間,一時帰国して児童教育機関の経営や少年の啓蒙活動にも従事。早い時期から日本への朝鮮文学の紹介にも尽力し,朝鮮語の『朝鮮口伝民謡集』 (1933) とその抄訳『朝鮮民謡選』 (33) を東京で刊行,その流麗な翻訳で知られる。また卓抜な日本語力を駆使して多くの随筆も書き,随筆,翻訳を通じて相互理解のために貢献した。
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